
大阪地区における母体感染症抗体検査および妊娠期の感染症
(IASR Vol. 43 p119-120: 2022年5月号)
はじめに
環境省では, 2011年より全国15ユニットセンターにおいて, 環境要因が子どもたちの成長・発達にどのような影響を与えるのかを明らかにすることを目的に, 約10万組の母親とその子どもを対象とした「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」を実施している。大阪ユニットセンターでは, 8,043人の妊婦を登録した。追加調査として妊婦から収集した残余血清の一部を用いて, 各種感染症に対する抗体保有率を調査した。