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感染性の増加が懸念されるSARS-CoV-2新規変異株について (第3報)

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国立感染症研究所
2020年12月28日14:00時点

PDF版

 

要約

  • SARS-CoV-2新規変異株VOC-202012/01と501Y.V2について、感染性の増加が懸念されている。
  • VOC-202012/01は英国で増加を認め、各種の解析からも従来の流行株よりも感染性が増していることが示唆されているが、重篤な症状との関連は不明である。
  • 501Y.V2は、南アフリカで増加を認め、流行株における501Y.V2の占める割合が増加しているが、感染性の増加や重篤な症状との関連は不明である。
  • 国内ではこれまで変異株が検出されていなかったが、12月25日以降、英国に渡航歴のある複数名とこの濃厚接触者からVOC-202012/01が検出され管理下に置かれている。国内症例・検疫症例のウイルス遺伝子変異については継続して監視中である。
  • 感染拡大とVOC-202012/01または501Y.V2の増加に関連性が認められる国・地域へ渡航歴のある者等の管理体制を強化するとともに、変異株の監視と情報収集を継続することを推奨。

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